一年半ぶりにやってきたパリ。今回の目的は始まったばかりの大きなコンペの打ち合わせのため。第一回のクライアントとの打ち合わせと、地元パリの協力会社となる設計事務所、構造、設備、ファサード、音響、防犯等々、様々な現地のチームメンバーと顔合わせをしてどうプロジェクトを進めていくかの打ち合わせ。
そしてそれと同じくらいに重要なのが、モンパルナスタワーがパリという都市の中でどのような位置づけをされ、人々に捉えられており、街並みの中でどの場所からどのようにして浮かび上がってくるのかを身体を通して理解すること。
それと同じように、昨年発生したテロ事件以来、その雰囲気をガラッと変えたであろうパリの日常の生活風景。テロが発生した場所を自らの地図にマッピングしながら、ネットや写真では見ることの出来ないその都市のリズムをできるだけ身体に叩き込むためにも自分の足を使ってできるだけパリのあちこちを歩いていくことを目的とする。
「あぁ、港区住んでるのね・・・」とか、「へぇー、杉並なんだー」などと、東京であれば23区がかなりそれぞれ特徴のある地域性を作りだすのと同様に、このパリも「中心から渦を巻くようにしてぐるっと・・・」と言われるように、中心部を20区によって構成され、それぞれにある特徴があるようであるので、今回はその中のいくつかの区でもその雰囲気を掴み取るために俯瞰した地図を意識に入れながら、都市を理解していくことにしようと思いながら、やたらオシャレなエアーフランスの機内安全ビデオを見ながら、可愛さは美しさではなくて、オシャレ具合とスタイルだと改めて納得する。
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