重陽の節句の翌日、9月10日は老師節と呼ばれ、学校の先生などに感謝をする日として定められている。
カードや花などを手渡し、日ごろの感謝の意を表す日ということらしい。
通っている語学学校の現在の担当の先生は非常に生徒想いで、とても熱心に各生徒に対応してくれている。語学学校だけに、各生徒のレベルには開きがあり、語学習得に対する意欲にも差があり、授業に出てくる態度もバラバラ。そんな中でどのように皆にストレスがかからない様にうまく授業の舵を取りながらも、生徒からの受けも良いというのはなかなか簡単にはできないだろうと思う。
会社に行く前の一時間しか授業に出れないこともあり、通常午前の3時間のパックで授業料を払うところを、一時間の割高料金で払っていることもあり、出来があまりよろしくない生徒が多くて進みが悪いときには、わざわざSMSで携帯に「明日の授業はあなたにはあまり意味が無いだろうから、来なくていいですよ」などと連絡をくれたりする。
一つの教科書が終わり、次にどのような教科書を使うかと言うときにも、ちゃんといくつかの候補を絞って各生徒に内容を確認して、クラスの総意として進めようとしていく。なかなか素晴らしい。
ジョガーズフットを患って早朝ジムを暫く控えていることもあり、いつもよりやや早めに学校に行き授業の準備をしている先生に、「老師節快乐」と伝え、授業の進め方が素晴らしいと感謝の気持ちを伝える。
授業終わりに学校を出ようとすると、入り口で沢山のプレゼントが用意されていて、次から次へと老人がやってきては、身分証明書を見せて名前を記入し、一つ一つプレゼントを受け取っているので、「老師節のやつ?」と聞くと「そうそう」と答えが返ってくる。
そんな先生がまだ尊敬を持って受け入れられている社会を目にして、かつて自分が受け持った学生達は今頃どうしているのかなと想いを馳せる。
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