「変わらずに生き残るには、自ら変わらなければならない」
2006年、音羽の鳩山会館の桜の下、来る民主党代表選を前にして、
管氏に大勝し党を割る事なく一致団結する為に出馬を決めた小沢一郎。
「脱皮できない蛇は滅びる」 - ニーチェ
過去30年の日本の政治史。常に中心に存在し、
田中角栄・竹下登・金丸信という政界のドンに愛し、憎まれ、
壊しては創り、また壊して脱皮を繰り返す政治家・小沢一郎。
1969 27歳、地元岩手でトップ当選
1976 ロッキード社の航空機売り込みによって、オヤジ・角栄逮捕
1985 竹下登と創政会設立により田中派分裂
1987 小沢 竹下 金丸信副総裁と経世会(竹下派) 45歳 官房副長官
1989 竹下内閣が1年半で崩壊し、海部俊樹首相のもと47歳にして自民党史上最年少幹事長になる
1993 経世会のドン・金丸信会長が佐川急便 5億円ヤミ献金事件により辞職、リクルート事件のあおりをうけて宮沢喜一内閣への不信任案により、解散。そして渡部・羽田・奥田らと離党。新生党を設立し細川内閣へ。
1994 12月 新進党結党
1999 公明党参加した自自公政権で与党に
2002 民主党からの条件を全て受け入れ、民主党と自由党による民由合併
2005 小泉による郵政解散選挙の大敗。それを受けての前原代表辞任
そして管直人との代表選
西松建設疑惑での、代表辞任とその後の衆議院選挙での悲願の政権交代。
盟友鳩山首相からの要請で幹事長就任で、すったもんだの末に迎える参議院選挙。
「大事を前にして不気味なほど冷静になれる男は本物だ」という小沢一郎。
新党が乱立する2010年の桜の下。
不気味なほどの冷静さで小沢が次に思い描くのは、
どんなドラマだろうか楽しみだ。
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アリストテレス 「ニコマコス倫理学」
マックス・ウェーバー「職業としての政治」
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