2017年4月1日土曜日

宏村(こうそん,ホンツン,Hongcun) 安徽省 ★★★★


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世界遺産
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せっかく安徽省まで来たのだから、この機会にと足を伸ばしたのは宏村(こうそん,ホンツン,Hongcun)。黄山市中心から山道を飛ばすこと1時間、出迎えてくれるのは一面を黄色に染める菜の花畑。その中に浮かぶようにして白い壁にレンガ屋根の美しい集落が見えてくる。これが2000年に付近の西逓村と共に世界遺産に登録された宏村。

この地域の象徴でもある山・黄山。その麓にひっそりと隠れるようにして存在していた小さな集落。隣接する川から引き込まれた水路が集落の端々まで張り巡らされ、その水路が流れ込む二つの大きな水面に投影される美しい村の風景はまさに桃源郷。

周囲の開発の影響を受けることなく、明清代の建物がとても良い状態で保存されており、身体スケールで作られた村に張り巡らされた様々な路地の中では、水路に下りて野菜を洗ったり、洗濯物をしたりと、時空を飛び越えるような不思議な感覚に陥ることになる。

集落の中心に設けられた水盤の周辺には、村の重要な建築物が配置され、逆に集落の南に設けられた幅200mにもなる水面には中央に石橋が設けられ、一日の終わりを告げるように西日が美しい反射光が刻一刻とその表情を変えていく。


























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