昨年末に訪れたドバイ。もろもろのやり取りが整理でき、打ち合わせの為に再度訪れることになる。今回は最初のワークショップと言うこともあり、マーと二人でたった26時間の滞在というタッチ&ゴーの様なスケジュールとなる。
北京を夕方に出て、到着したのが現地時間の夜の23時過ぎ。空港で待ち受けてくれていたのはクライアントがオーナーであるホテルの係員。車に乗り込むとおしぼりが出てくる快適な到着。しかも車内wifiが準備してあるのですぐにメールをチェックすることができる。
機内で睡眠をとることが出来たのでホテル到着後に二人して少しだけ夜のダウンタウンの様子を見に行き、明日の打ち合わせ様に届いている資料をチェックしたりして眠りにつく。
打ち合わせが昼からということもあり、前回の滞在で内部に入ることが出来なかったこのジュメイラ・モスクのツアーに参加するべく、あいにくの雨の中、朝の10時にモスクに到着。あまり雨が降らない街らしく、足元の石は水の為に表面がツルツルに。お陰で何年ぶりかに見事に転び、周りの観光客にも心配される羽目に。
雨ではあるが総勢30人近い参加者と一緒に、前回の「シェイク・モハメッド文化理解センター」同様、民族衣装に身を包んだ女性がハキハキとした英語でモスクやアラブの文化を説明してくれる。
その中でモスクの中で祈りを捧げる方向であるサウジアラビアのメッカにある黒いカアバについてや、お祈りの方式、その時間の決まりや、モスクの建築について、ドームがあるのは音響のためだとか、モスクの立てられている塔であるミナレットはかつて祈りの時間を地域の人々に伝えるためであっただとか、様々なことを学ぶことが出来る。
質問タイムになると、「ミナレットの数は何で決められるのか?」とか、「モスクの経済的な運営は地域からの寄付か、それとも政府の援助によるものなのか?」と幾つか気になっていたことを聞くことができた。
一度ホテルに戻り、迎えに来てくれたクライアントの担当者と再会を喜び、まずはランチと連れられていったのはオールドタウンにあるシリア料理のお店。そこにアメリカ人である担当者の上司だというUAEローカルの人も一緒になって食事を取ることに。その席で彼が説明してくれるのは、「ドバイの文化は入ってきたものを、様々な手を入れて融合させていくことだ。このシリア料理も30年もこの場所にあり、オリジナルから随分変わった独特の料理となっている。それがドバイだ」と教えてくれる。
その後はオールドタウンを案内してくれ、70年代80年代とドバイの建築様式がどう変化していったか、その中でこの地で生まれた建築家として彼がどのような思いを持っているかを語ってくれて、すぐ近くの歴史地区を散策することに。しかし生憎の雨の為に、狭い軒下の空間で皆でならんで「この地で雨は幸運の証だよ」といいながら雨をやり過ごすことにする。
その後敷地を見に行き、その後クライアントのオフィスで再度我々のオフィスの紹介と、プロジェクトの説明を聞き、それに対して我々の考え方を話し合う。方向性がまとまり、今後のスケジュールを話し合い、そのまま一緒にディナーへと出ることに。またしてもクライアントがオーナーだという別のホテルのおしゃれなステーキハウスへ。またしてもクライアントのオフィスから別のマネージャーも合流し、これでもかという量のステーキを平らげる。
「次はぜひ北京でワークショップをしよう」と話し合い、ホテルに戻り荷物をとってすぐに空港へと向かう。そして夜の1時過ぎに、束の間の滞在を終えて北京へと旅立つことにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿