妻もハイカー仲間に加入したということで、近しい友人がハイキング仲間の少人数でディナーをするというのにお呼ばれしにいく。
せっかくなので、仲良くしている別のカップルも登山が好きと聞いていたので、彼らにも声をかけることにする。
10人ほどのメンバーで、ほとんどが前回のハイキングかその前のパーティーで顔見知りということもあり、友人のカップルを紹介し、ホストの用意したインドネシア料理に舌鼓を打ちながら時間を楽しむ。
小さいころ想像していたサンタクロースそっくりなスコットランド人の友人は考古学者というだけあった、世界中の色んな場所で登山をしているらしく、この夏にエベレストに行くというメンバーも興味深そうに話に食い入っている。
北京のブラジル大使館で働く友人が、たまたま遊びに来ていたという東京のブラジル大使館で働く友人を連れてきて紹介してくれる。暫く東京にいるというので、今度東京に来るときはぜひ声をかけてくれといい、北京の友人はもうすぐ駐在を終えてブラジルに帰るので、ぜひ遊びに来てくれという。
こうして気さくに増えていく外国の友人のことを思いながら、東京では「外国人ではない」から外国人と出会わないのか、それとも日本人の気質がそうさせるのかなどと思いを巡らす。
まったりお酒を飲みながら先日の誕生日の話に話題が飛び、夫婦間でのプレゼントを今年から止めたというと、サンタクロースの友人が「誕生日プレゼントは普段ほしくても自分ではなかなか買わないものを手に入れるとてもいいチャンスだからぜひやった方がいい」と言う。
それに賛同するほかのメンバーが「今何が欲しいの?」と聞いてくるので、ちょっと考えて「ザイル」と答えると、誰もがポカンとする。先日のハイキングで一人のメンバーが斜面の上からザイルで下の人を引っ張りあげていたことを説明し、「使う機会がなくても、あのロープを持っていることがいいんだ」というと、それでも納得しないような皆の顔。
しかし、今度の帰国時に妻からザイルを買ってもらおうと自分の心の中で決めることにする。
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