行ってそうだが今まで縁がなかった台湾。年末年始、正月感もなく、地獄のような大気汚染に覆われた北京からしばしでも逃げ出そうと、年末年始を過ごすために向かった台北(臺北,Taipei,Tái běi)。
昨日までの気の滅入るような酷い大気汚染のせいで、数多くのフライトがキャンセルになったと聞いて、「せめて飛んでくれれば・・・」と願いながら迎えた朝は、拍子抜けするくらい普通の空模様。定刻に飛び立った飛行機は3時間ほどで台北西部の空港に到着。
海の向こうの次期大統領が例のツイッターで好き放題やるように、世の中の誰もが思うとおりに発言することができるほど世の中は寛容ではなく、様々な気遣いをしながらネット空間でも生きていかなければならないようで、「一つ」か「二つ」かと揺さぶられるこの台湾でどんな年越しを過ごせるのか楽しみにしながら入国審査へと向かう。
驚いたことに、入国審査も外国人用に多くのゲートを用意し、できるだけ長く待たないようにするという心遣いが感じられ、どんなに長く列が出来ていようとも、お構い無しに数人のゲートで作業を続ける大陸のやり方とはまったく違うやり方のお陰で、ストレスを感じることなくあっさり入国。
「これはひょっとしてかなり違うんじゃないか・・・」と思いながら、非常にスムースに荷物を受け取り、とても丁寧な説明を英語で行ってくれるwifiルーターの貸し出しを受け、列に並んで市内までのバスのチケットを買い、周囲の迷惑を考えず大声で話す人々も、そこらじゅうで痰を吐く人もいなく、皆整然と乗り口でバスを待ち、定刻にやってくるバスに乗り込み市内へと。
「ひょっとして・・・」との思いはますます強くなり、古き良き東洋の雰囲気を味わうことを楽しみに、市内までバスで揺られることにする。
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