日本全国の注目を浴びた2016年の東京都知事選が自民党の小池百合子(1952年‐)が圧倒的強さで当選をした。その熱気が残るまま、世界に目を向けるとある共通点が見えてくる。
まずは我々MAD Architectsもプロジェクトを進行させているフランスの首都・パリ。その現市長もまた女性。2014年の市長選に勝利し、様々な革新的プロジェクトのタクトを振るうのは、アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo、1959年-)。なんとスペイン出身で、幼い頃にフランスに移住し市民権を得て、なんと最近にはかつて破棄したスペインの市民権も再度取得し、今は二重国籍状態だという。
そして視線を東に移し、今度はイタリアの首都・ローマ。こちらは前市長の汚職問題などを受け、風を受けたビルジニア・ラッジ(Virginia Raggi、1978年-)が当選したのが2016年の6月19日。こちらは「美人すぎる市長」として日本でも話題になったが、まだ30代後半の若い女性政治家である。
そしてさらに視線を東に移していくと、今年の年末に新しい大統領が決まるアメリカ。その有力候補とされるのが、共和党の大統領候補者としての氏名を確実とされているヒラリー・クリントン(Hillary Clinton, 1947年-)。もう70歳に手が届きそうな年齢であるが、ガラスの天井を打ち破る初の女性大統領が誕生する可能性は非常に高いとされている。
国内に目を戻せば、来月には最大与党である民進党の代表選挙が待ち構え、こちらも女性初の代表を目指し蓮舫が出馬を匂わせる。
そんな訳でいつの間にか世界中には多くの女性リーダーが活躍し、そして迷いのない歯切れのよい決断を断行していっている。「時代の流れ」として片付けてしまうこともできるのであろうが、それにしてもパリ、ローマ、東京と世界を代表する大都市の首長が揃いもそろって女性というのはやはりこれは何か大きな意味が見え隠れするように思えてしょうがない。
そんなことも、こちらも我が家のリーダーである妻にちゃんと報告することにする。
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