妻が一番好きな花・紫陽花。その中でも一番お気に入りなのは濃い紫から青の色のもののようである。旅先で紫陽花を見つけるために、あれこれと構図を考えてはカメラで撮るようにお願いされる。そんな紫陽花。
露が始まる嫌な季節だけれども、この紫陽花が見れると思うと少しだけ気分が癒される。そんな訳で6月の花として描いてみる。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
こうしてじっくり描いてみると、何枚もの花が重なり、いくつもの花が集合して我々が「紫陽花」として認識する一塊になっているのだと理解する。その重なりの為に、微妙なグラデーションの上にさらに、微妙か影が何十にも重なって、それを細かく描いていくには相当に忍耐が必要である。
そんな姿を見て、「なんだか楽しそうね。私もやってみようかな」と画用紙を要求してくる妻。少し大人しくしているなと思っていたら、数分後に「できた」と見せてくるのは子供のお絵かきのような外形線のみ。
「やはり、才能無いみたい」というので、「何ならあるのかな・・・」という言葉をグッと飲み込み、再度紫の色鉛筆に向き合うことにする。
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