2011年4月30日土曜日

グーグルマップ アイコン集






グーグルマップ漬けの生活を送っていると、どうしてもポイントをカテゴライズしたくなってくる。

必要最小限の分類事項としては、

見たい建築物を表すもの
見たい名城を表すもの
見たい名刹など寺社を表すもの
綺麗な風景や、歴史的な重要場所、綺麗な花のある名所
ところどころで味わいたい食事
よってみたい名旅館やホテル

それぞれを、まだ行ってないのと既に経験済みの計10個前後あれば十分。

グーグルマップのデフォルトに入っているマップだと、どうしても分かりづらいので、オリジナルアイコンを調べてみると、ネット上の画像を自分のアイコンとしてリンクできるというらしい。

これはいいと思いいろいろ検索してみると、

http://code.google.com/p/google-maps-icons/

こんな感じで既にいろいろアップされている。

これはいいと思って、右クリックから画像のURLをコピーして、それをグーグルマップのアイコンの「追加」でポップアップしてくる画面にペーストすると、見事にマイアイコンに追加される。

これはいい。

ということで、いろいろやったが、このホームページ自体が閉じられた場合にどうなるのか?というクラウド・コンピューティングの宿命にぶち当たる。恐らく一年二年は大丈夫だろうが、こちらは10年スパンでマップをつくっているので、どうにか解決しないといけない。

そこで最近は進んでいてGoogle Maps APIを使えばよいとか、色々と丁寧に説明してくれているが、そんなに凝ったものはいらず、ただデフォルトの色違いがあれば十分ということなので、それなら、自分でつくってしまおうということで、ネットより久々に見る地図記号を検索。城跡、名所などいろいろ探すが、そのうちにアイコンというのは使う人によっていろんなイメージをもってしまうのではということで、結局デフォルトでの表示をテストする。

各アイコンに、赤は既に見た場所、青はまだ見ぬ場所として差異をつけ、今度はネット上の画像のみリンクできるという、ローカルの壁を越えて、なおかつ他人が勝手に削除できない自分の領域に置かなければいけないということで、ここにアップしてみる。

さて、うまくいくか。
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2011年4月27日水曜日

僕は怖くない 2 液状化 浦安市























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震災後、いろんな人に液状化ってどういうこと?と聞かれることがあり、試験に出てくるような解説ではなく、ざっくりと噛み砕いて説明してみると以下のようになる。

四角い箱に砂を詰めていき、一杯になったかと思ったときに、箱を振って間の空間にも砂が詰まるようにしてやると、少しだけ表面が下がるのをイメージしてもらって、その時に箱の底に水が溜まっていて、沈んだ砂の体積と同じだけ水が上にしみ出してくる。

箱の上に重りなんかが置いてあるのを想像すると分かり易いが、この振動時の砂は固体ではなく液体的な挙動をするので、その上に載っている建物なんかが沈みこんでしまい、家が傾いたり、塀が倒れたりする。

つまり液状化現象が起こりやすいのは、
・地盤の表面に砂が多く含まれる
・地下水位が高い
となる。

埋立地が液状化しやすいのは、もともと水があった場所に砂を埋めてって土地にしているから当然である訳だ。

では、どうやって液状化を防ぐとなると、
・砂の多い柔らかい層の下にある、がっちりした層まで杭などで建物の脚を立ててやる
・砂の層に杭などを沢山打ち込んでギュッと地盤を締め固めるなどの地盤改良をしてやる
・地下水を汲み上げてしまう

などとなる訳だが、杭など打つと結構なお金になってしまい、如何せん地下という目に見えない場合に、お金のかける先としての優先度は低くなってしまう。

そんな訳で、ざっくりした理解だと発生のメカニズムはそんなに難しいわけではなく、だからどこらへんで発生するかも事前に分かるということになる。それがよくニュースで見る各行政の出している液状化予測図。

東京の液状化予測図
http://doboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouhou/ekijyouka/index.htm

横浜市 液状化マップ
http://www.city.yokohama.jp/me/shobo/kikikanri/ekijouka_map/

千葉県ハザードマップ
http://www.bousai.pref.chiba.lg.jp/portal/05_sonae/58_hazard/jsn/map_jsn.html

恐らく、震災後に自分の家は大丈夫かな?とアクセスして初めてこのようなマップがあることを知った人が大部分だと思う。こういうものをちゃんと発表しているから危険喚起の責任は果たしているという行政の声が聞こえてきそうな感じもしないが、結局は官も民もそんなもんだ。

そんなわけで、地震発生2週間後。テレビでやたらと首都圏での被災として浦安市の液状化が報道されだしたあたりで、実際どれくらいの影響が建築にあるのかを見るために一人、舞浜の街をトボトボ歩いて来た。

新浦安駅から、高洲地区、今川地区、富岡地区と二時間ほどかけて写真を撮りながら回ったが、電柱柱がひどく傾いているために、風景自体の基準線が捻じ曲げられて、全体的になにかがズレているという印象。

歩いていくと、泥水が乾いての砂がいたるところを覆っている。そしてその付近には必ず隆起した舗装材。各住宅も遠目にはそんなに大きな影響は無さそうに見えるが、近目になるとそれぞれに被害が目に付く。

自転車で帰ってきたお母さんが、門扉を閉めようとするとなかなかうまく閉まらず、何度も何度も強く閉めようとする「カターン、カターン、カターン・・・」という音に、左右が違って傾いた門扉のような小さなところでも日常を普通に過ごせなくしてしまう力があるんだと、酷くこの液状化の象徴的なシーンに思えてしまい、その音を何度も頭の中で反復させながら、この教訓を次に活かすのが我々の仕事なんだと思いながら家路につく。
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2011年4月23日土曜日

「小説 直江兼続 北の王国 全一冊 」 童門冬二 集英社文庫 1999 ★★★★
















前立てに「愛」。

戦場と言えば、武士にとってのの晴れ舞台。その中でも、一番自分の個性を発揮し、誰もがとっておきのカッコいいものを求めた前立て。正宗の三日月。景勝の大日輪。そして師と仰ぐ謙信公は毘沙門天からとった「毘」の一字。

「出会ってすぐ愛なんて言えませんよね」

という、某プリンターのCMを全否定するかのごとく、一抹の照れも恥じらいも感じさせず爽やかな風を感じさせる兼続。 「愛民」、「仁愛」から取られたとか、「愛染明王」からという説いろいろだが、戦場でその「愛」を見つける敵・味方の武士たちの気持ちはさぞや痛快だったことだろう。

現代で置き換えたら、いったいどんな行為だろうか?と頭をひねっても、これに対抗できる重みのあるものは存在しないように思われる。

即身即仏をめざし、生涯女性を近づけさせなかった先代・謙信が養子に迎えた愛すべき主人・上杉景勝に誠心誠意仕え、臨界点へと達する直前の戦国時代を、なぜこうなったかではなく、これからどうするかだけにこだわり続けた、土の人・直江兼続。

自らの出生の卑しさに対するコンプレックスから生涯抜けきれなかった秀吉が、自前の家臣へと望み続け、陪臣でありながらも30万石を拝領するまでに至ったその器量。もちろん同い年の光成をも魅了し、生涯続く兄弟の盟を早くから結び、時代さえ味方すれば天下さえも夢ではなかったうちの一人であるにも関わらず、自らを越後の水と土の人とし、四季農戒書という農事指導書を纏め、新たな天下人・家康によって120万石から30万石に減俸されたにもかかわらず、一人の首も切らずに農地・都市改革を遂行し、あの前田慶次郎をも仕官させ、後の上杉鷹山をして師を言わしめた、いったいどれほど魅力的だったんだと思わずにいられない人物。

小田原の陣に参上しないために、秀吉をイラつかせたあげく、最後の最後に登場する正宗。自らを時代はずれの奥州探題だと名乗ることで論点をズラさせ、茶道を習いたいと利休を利用し、白装束に脇差という伊達者ぶりを発揮し秀吉に面会する若者の姿もまた爽やかであるが、利休の高弟である堺の茶人・山上宗二が、耳を切り落とされ、鼻を削がれても、金ピカの茶室のどこに詫び・寂びがござろうか?と信念では最後まで秀吉に屈することなく命を全うするその姿に、師である利休は自省に駆られ、それが数年後の切腹命令へと続く男たちの生き様もまた爽やかではないか。

それこそが、妻・お船の言う、「上方勢は命がけの戯れをされている」。

動乱の戦国から、太平の世に収束しつつある時代に、その心意気までも活動を弱めることなく生き抜いた数少ない男の一人。

土と水と緑の匂いが感じられてきそうな、そんな爽やかな一冊。