2007年9月25日火曜日

美麗新世界


中秋の名月の夜、日中国交回復35周年を記念した現代日本アート展覧会が北京にてオープンした。

外務省の外郭団体である国際協力基金の主催により、初めて中国大陸て行われる大規模な日本現代アート展に相応しく、各世代を代表するアーティストが一堂に会する展覧会となっている。

大御所クラスからは草間彌生、宮島達男、ヤノベケンジ、押井 守ら。その下の世代でアートシーンを引っ張る会田誠、宇治野宗輝、小沢剛、池田亮司ら。そして僕とほぼ同年代の渡辺豪、田中功起、金氏撤平らと、総勢34人のトップアーティストが今の日本で同時に見れる機会は不可能に近く、これが国主導で行われる海外での展覧会の意義なのかと痛感。

そんな展覧会に会場デザインとうい立場で関わることになり、それぞれの作家の突発的な無茶な要求に振り回されながらも、日本を代表するアーティストが今何を考え、どのように表現につなげるのかを、朝から晩まで付き合いながら過ごした濃密な時間を過ごし帰国した。

とにかく、中国のギャラリーという大きなスケールで、これだけの作品群を目にすることは、アート好きでもそうでなくても非常に有意義な機会だと思うので、北京在住もしくは北京に足を運ばれる方はぜひ、立ち寄ることをお勧めします。

開催期間は925日-1021日。
開催場所は中国北京798芸術区内3会場(ロング・マーチ・ギャラリー、東京画廊+BTAP、インター・アーツ・センター)