2025年6月21日土曜日

夏至 (げし 二十四節気の10番目)

 

梅雨に入ったはずなのに真夏のような暑さが襲ってきた芒種からの二週間。
自分の居る空間を快適にしようとエアコンを稼働させて、
その代償として吐き出される熱が都市をより暑くさせる。
利己的に快適性を求める結果、
都市や地球全体が、生物の住める環境ではなくなりつつあるのを実感する。
そんなことはお構いなしに、中東では緊張感が高まり、
都市が破壊される姿が日々報道されている。
一年で最も太陽が高く昇り、昼間の時間が最も長くなる日である夏至に、
一体どんな未来を想像できるのだろうか。
 

 




蟹座 (Cancer,キャンサー, 巨蟹宮,水) 6月22日-7月22日



 
ヨーロッパから戻ってすぐに始まった双子座の一か月。
時差を戻し、体調を整えながら過ごす中で、 
チャンピオンズリーグではPSGがついにビッグイヤーを手にし、
全仏オープンではこの先長くライバル争いを見せてくれるであろう、
アルカラスとシナーとの大激戦に心を震わせた。
急激に暑さを増してきたこれからの一か月は、
身体と心のバランスに注意しながら、
蟹の様にじっくり観察しながら進むことを意識する。
 



 

2025年6月5日木曜日

芒種 (ぼうしゅ 二十四節気の9番目)

 

今年は大仏蛍を見て夏の到来を感じることは叶わないが、
地元に戻って懐かしい友人達との再会が待っていると思うと、
楽しみの多い芒種の始まりである。
パリ・サンジェルマンがその圧倒的な創造性と破壊力で初のビッグイヤーを獲得し、
可変性を取り汲んだフォーメーションの新しい美しさを見ることができた。
今週末に迫った全仏オープンもいよいよベスト4が出揃い、
BIG4の残り一人となったジョコビッチと、シナー、アルカラスという、
次世代のトップ二人との対決がどのような結末になるのか、
寝不足の続く一週間になりそうである。




2025年6月1日日曜日

端午节

 

家でふとした時に感じる視線の持ち主が、
このパンダであることがある。
少し足を止め、気持ちを落ち着けてと言われているような気がする。
 
端午节
たまにはゆっくりを過ごすことにする。






2025年5月21日水曜日

双子座 (Gemini,ジェミニ, 双児宮,空気) 5月21日-6月21日

 

アブダビ、イスタンブール、ミラノ、ベネチア、アムステルダム、ロッテルダムと、
何かと忙しなく移動を繰り返した牡牛座の一か月を経て、
徐々に夏の気配が色濃くなる双子座の季節では、
CLリーグも決勝を迎え、全仏オープンでは誰が新しい赤土の王に名乗りを上げるのかなど、
スポーツの世界でも楽しみな対決が目白押しとなる。
生活のリズムを取り戻し、本格的な夏への体力を蓄える一か月としていきたい。






小満 (しょうまん 二十四節気の8番目)

 

ベネチアではオフィスでキュレーションを担当した中国の開幕を迎え、
中国館の一部として制作した室外インスタレーションもなんとか完成した。
アーセナルで展示していたインスタレーションも含め、
今回のビエンナーレでは今までとは違った時間を過ごすことができた。
その後Fenix Museumのオープニングに参加するためロッテルダムに向かい、
Nieuwe InstituutでのMADの個展も合わせて開幕し、
刺激の多い立夏の二週間を経て北京に戻り迎えた小満。
暑くなる季節に備え、乱れた生活と体調を整える二週間にしよう。


 



2025年5月5日月曜日

立夏 (りっか 二十四節気の7番目)

 

暦の上では夏の始まりを告げる立夏。
飛行機がキャンセルになったことで、思いがけない出会いがあり、
イスタンブール、ミラノと巡ってやっと到着したベネチアで迎える。
ビエンナーレの季節を迎えると、二年という月日が如何に早く過ぎたかを感じるが
懐かしい友人との再会を楽しみつつ、迷宮の様なこの街を歩きながら、
これから迎える夏が健やかで爽やかな季節になることを願う。