2025年3月21日金曜日

牡羊座 (Aries,アリエス, 白羊宮,火) 3月21日~4月19日

 

一年をかけて巡ってきた12個の星座の巡りも、
昼と夜の時間の長さが等しくなる春分の日に、
また新たな一年のサイクルをスタートさせる。
西洋占星術ではこの日が一年の始まりとされてきたというから、
古代の人がどれだけ昼と夜に空を見上げて季節を読み取っていたかが感じられる。
新しい一年の先頭を切る牡羊座に希望に満ちた明るい一年を願う。
 




2025年3月20日木曜日

春分 (しゅんぶん 二十四節気の4番目)

 

昼と夜の長さがほぼ同じになるこの日は、
12星座の最初の牡羊座に太陽が入り、
新しい一年のサイクルが始まると認識されてきた。
社会生活を潤滑に運営する為にカレンダーが発明され、
1月1日を元旦としてきた歴史よりもはるかに古く、
世界中のあちこちで空を見上げて季節の移り変わりを読み取っていた人たちにとって、
この日がどれだけの意味を持ったのかを知ることは現代人にはできない。
しかし冬から春に向け太陽が再び力を強くして、
昼と夜が均衡するこの一日に自然のバランスが変化したことを感じていたことは、
現代に生きる我々でも感じることができる。
自然の様々な場所で芽生え始めたエネルギーを、
風景としてそして食材として、できるだけ感じる春分の季節としたい。




 

2025年3月5日水曜日

啓蟄 (けいちつ 二十四節気の3番目)

 

大地が温まり、土の中から虫たちが顔を出す頃。
今までこつこつと積み重ねてきたことが、
少しづつ芽吹いていく季節となりますように。






2025年3月3日月曜日

上巳(じょうし, 3月3日, 五節句の2番目, 桃の節句)

 

去年の東京マラソンはパリオリンピックの選考を兼ねていたと思うと、
一年という時間はやはり長いものだなと思わされる。
陰陽五行思想から奇数は「陽」の力を持つとされ、
その奇数が重なる日に季節の旬のものからエネルギーを頂くという意味で、
五節句には七草粥や栗ご飯、おはぎやそうめんなど、
季節を感じさせる食べ物が思い浮かぶ。
雛祭りと一緒になった上巳の節句では、
菱餅やちらし寿司となるのだろうが、
はまぐりの吸い物でも食べられることを願って過ごす。

2025年2月19日水曜日

魚座 (Pisces,パイシス, 双魚宮,水) 2月19日~3月20日


流れ出す水を眺めながら過ごした一か月から、
二匹の魚が水面から飛び跳ねる姿を見ながら、
今年も12星座の一年の巡りが最後に近づいて来たのだと実感する。
次の牡羊座が始まる頃は本格的な春が来ていると思うと、
この魚座の一か月に新しい季節に向けて、
しっかりと心と身体を整えることにする。




2025年2月18日火曜日

雨水(うすい, 二十四節気の2番目)

 

立春が一日早まったために、例年よりも一日早く雨水の季節へ突入した。
寒いと思っていた気温も、気が付けばかすかに春の温かみを感じるようになってきた。
自然の巡りとは不思議なもので、
冬の蓄えの時期から、実りの秋に向けて、
新たなる季節を始めているのだと気づかされる。
自分にとって今年の収穫がその先の未来に繋がるようにと意識し、
徐々に日の力を増していくこの季節を楽しむことにする。







2025年2月3日月曜日

立春(りっしゅん, 二十四節気の1番目)



一年の始まりを告げる立春。
今年はいつもより一日早く2月の3日となったこの日。
太陽の周りと自転をしながら回る地球にできた季節の変化に、
どうにか数字を当てはめて、自分たちの理解の範囲におさめようと、
四苦八苦してきた人類の歴史と自然の摂理のせめぎあいを感じる。
およそ二週間で移り行く24節気と歩みを共にして、
自然の風景や動植物たちの姿も驚くほど変化していく。
この一年の巡りが世界にとって、
優しく温かいものになることを願う。