2016年2月11日木曜日

大元神社(おおもとじんじゃ、御許山、宇佐神宮元宮・奥宮) ★★★★


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所在地  大分県宇佐市御許山山頂 
主祭神  比売大神(ひめおおみかみ)
機能  寺社
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かなりの山登りを伴うので、「妻が大丈夫かな・・・」と心配しながらも、せっかく宇佐まで来たのなら、なんとしても参拝したいと思っていたのがこの大元神社(おおもとじんじゃ)。宇佐神宮の元宮・奥宮といわれ、宇佐神宮から南東4キロほどに位置する標高647mの御許山(おもとさん)の山頂に位置している神社で、この一体で古くから信仰されていた八幡信仰の元となった場所である。

どのサイトを調べても、やはりたどり着くのはかなり険しい山道を歩いていかなければならないようで、時間も歩く速度によってまちまちのようであるので、往復どれくらいかかるか時間が読めないが思い切って向かうことに。

県道685号線から目印の酒店を曲がり、山道へと続く細い道を進むと、しばらくすると右に数台分の駐車スペースと「大元神社登山口」の標識。ナビではまだ先に進む道を車で進むようにと指示されているが、どのサイトもこの登山口から歩いていくと書いてあるのがほとんどだったのでそちらを信じて登山を開始する。

いきなり相当急な石段で体力を奪われ、一気に汗が噴出してくる。「やっぱりさっきのまっすぐの道が正解なんじゃないの?」と疑心暗鬼の妻を励ましながら、歩くこと30分。ちょっとした峠にでて、右方向から降りてくる登山客に出くわす。言われるままに左に向かって進み、さらに30分ほど。想定していたよりの相当時間がかかり、舗装された道にでて少し進むと、参道らしき石畳の道が見えてくる。

その先にはぽっかり開けた境内が広がっており、途中で折れているご神木が迎えてくれる。右のには拝殿が鎮座し、その後ろは禁足地として人が足を踏み入れてはならない神域。その山頂には三つの巨石がかつて三柱の比賣大神が降臨した磐座として祀られているという。

そして大元神社の拝殿の向かい、神木を挟んで逆側にも小さな鳥居が立っており、その先にうっそうとした森の中に続く参道が。こちらは「大元八坂神社」だということで、先に進んで参拝に。小さな社の足元にはこんもりとした塩が置かれており、この山深い中の環境でもしっかりと信仰する人の気配が感じられる。

日本でも有数の神域として知られるこの地はやはりその名の通り、すごい霊気が感じられる場所である。登りに1時間近くかかったが、帰りはその半分ほどで降りてこれて駐車場に到着する。ここを出発した時にはどんな境内がどんな雰囲気で待ち受けているのか知らずに出発したが、今はそれを体験として知っているという変化が少なくとも起こっているのだと感じながら、次なる宇佐神宮に向けて車を走らせることにする。




















大元八坂神社
ご神木






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