庙会(miàohuì)とは中国の新年を祝う縁日である。
中華新年は中国の採用する旧暦、太陰暦でも最も重要な意味を持つものであり、その縁日ももちろん盛大に祝われる事になる。
各都市において、幾つかの拠点において出店が出たり、見世物小屋が出たりと賑やかに祝うのだが、ここ北京で最も有名なのが地坛公园における庙会。
何年か前に日本人の友人達と冷やかしに来たことがあったが、今回は中華新年前に帰国することもあり、妻を連れて雰囲気だけでも楽しみに足を運んでみた。
いつもどおりに電動スクーターに二人でまたがり、相変わらずの寒空の下、お洒落とはほぼ遠い完全防備の姿でオフィス近くの地坛公园へ。
本来は北門から入るのが正式なこの公園だが、やはり交通の便利さから南門にスクーターを止めると、入り口には既に庙会の飾りが。久々に訪れた青空に赤い提灯が良く生えてなんとも美しい。
15円ほどの入場料を払い中に入り、今日が初めての訪問となる妻に詳しく「地坛」について説明するが、それよりも「ゆったりした風景」好きな妻は、天坛公园よりも観光客もいなく、その広大さを味わえる雰囲気が気に入った様子で、パチパチ写真を撮っている。
メインとなる地坛に入ろうとするが、残念ながら庙会の飾りつけの為に入場禁止となっており、非常に残念だと「地坛」の構造について「奇数と偶数が・・・」と説明するが、「問題ない」とそれは別に気にしない様子の妻。
ぐるりと回って、北門近くに設置されている自由に使える健康器具に興味を示した妻は、隣でかなり本気で運動をするおじさんを横目にせっせと一つずつこなしていく。「はぁ、これで今日の運動こなせたわ」と満足そうに笑う妻一緒に新しい一年がそこまで来ていることを感じながら公園を後にする。
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