東京でのヘイトスピーチのニュースを見る。あるコメンテーターが言っているように、まさに「百害あって一利なし」。昨年のこの時期に中国国内で巻き起こった反日の動きと、それに続く日系企業への暴動。その姿が世界中に流れ、どれだけこの国のイメージを落としたかは記憶に新しいと思うのだが・・・
同じコメンテーターが言葉にするのは、このように社会に対して何の利益も与えない状況が起きるということは、既に社会が膿み始めていることの現れだという。まさに国益を損なう動きに違いないと思いながら、続く負の連鎖に思いを馳せる。
友人の話によると、彼の学校での負の連鎖は留まるところを知らないらしく、生徒への盗撮行為が発覚して退職させられる教師。生徒へのストーカー行為を止められない教師。学校関係者一族ということでやりたい放題の生徒。教師間でのいじめによる鬱病発症で留まらない退職者。まさにリアルはドラマよりもドラマチックというとこか。
これらの話を聞いていても、まさに百害あって一利なし。聞いているこちらの気持ちを暗くさせる、まさに人類にとっての無駄。そしてこのヘイトスピーチの動き。共通するのは個人の感情を満足するためのエゴイスティックな行動。それがスケールを変え、形を変えて社会の様々な場所で発症し始める。まさに膿み始めた社会である。
そして投入される東京オリンピックという国家の物語。斑に現れた膿を、大きな白い布で覆い隠すかのようにするそのしぐさ。えも言われぬ恐ろしさを感じているのは自分だけではないだろうと思いを馳せる。
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