「蘇堤」を進んでいくと、暫くして右へと折れる道が見えてきて、これがそのまま次の目的地である「曲院風荷(曲院风荷)」 への入り口となっている。
②「曲院風荷(曲院风荷)」 (きょくいんふうが、qū yuàn fēng hé)
西湖の北西の隅に設けられた場所で、「曲院」とは宋時代に宮廷用の酒を作っていた場所を指すという。湖畔には柳が植えられ、湖には無数の蓮の花が咲き誇る。酒と蓮の香りが風に漂うことからその名がつけられたという。
ここも無料で散策できるようになっており、季節的に蓮の花は見ることができないが想像力を駆使して風景を補うようにして公園内を進んでいく。途中の建物で、「印象西湖」という張芸謀(ジャン・イーモウ)による、西湖自体を舞台として演じられる劇の展示を行っており、昨晩既に購入した今夜の上演を楽しむために妻と二人で中の展示写真を見ていくことにする。
その周辺には「太極拳かな?」と思う不思議な動きをした地元民に多く出くわす。変な動きをしながら後ろに向かって歩いていくおばさんや、ひたすら手を広げて身体を大きく動かしたりと、そんな姿を訝しげに見ながら湖畔を進むと、「ちょっと、ちょっと。何か大きな鳥がいるんだけど・・・」と妻。
良く見てみると、水に浮かぶ船の上に人間大はある大きな鳥が何匹分もかけられている。
「きっと、今夜の印象西湖で使われる舞台衣装なんじゃない?」と説明すると、やたらと納得して頷く妻。「ひょっとしたら先ほどの不思議な踊りも、今夜登場するダンサー達だったのでは?」と盛り上がりながら、次の目的地へとさらに西へと向かうことにする。
西湖十景
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