年を重ねて初めて気づくことだが、生きる時間が増えれば増えるほど、出会う人も多くなり、必然的に友人や知り合いも増えていく。しかし同窓生は決して増えることはないということ。
増えることはない替わりに、在籍時代には言葉を交わすことがなくても、卒業後何十年という時間を同窓生として過ごすことができ、その時間の中で願えば何度でもまた出会うことができるということ。
そんな根っこが一緒の多くの人間が、実はすぐ近くに存在しているという事実。
そういうことを想いながら地元の高校の卒業15周年を記念して、一昨年のお盆に全体の同窓会を開催した。東京や別の地方に出ていった人もいるにもかかわらず、100名を超す卒業生が集まる会となり皆懐かしい顔に笑顔の溢れる会になった。
それから早2年が経ち、その後の同窓会の運営を組織化する為に世話人代表として、各世話人に発破をかけて、会の主旨の明文化から世話人の人員増強や各会の開催頻度をシステム化し、東京と地元で毎年行う個別会の第一回としての同窓会をなんとしても北京に行く前に開催すべく、地元の世話人代表をしてくれている青山周平氏も駆けつけ、少人数ではあるけれど、とても内容の濃い集まりが開催された。
高校時代に一言も交わすことがなかったけれど、15年以上たった今に交わす言葉に違和感を感じることがなく、おそらく参加したみんなが来てよかったと思えるような時間になり、次は必ず人数が増えていると思えること、それが同窓の持つ力なんだと実感し家路につく。
0 件のコメント:
コメントを投稿