北京に行ったらなかなか会えなくなるからと言って、出来るだけ近しい友人に会う機会を増やしている妻。
その妻が大学の同期で小さい子供さんがいる子の家に「泊まりに来ない?」と誘われたのだが、行ってきても良いかな?と聞かれるので、それはそれは是非行って来なよと送り出す上巳の節句。
送り出しながら、久々に訪れた一人で過ごす週末の過ごし方を最大化するには・・・と、既にソワソワしだす。山+建築か建築+山かで迷う訳だが、買ったはいいがデビューさせるチャンスを失っていた山で使うボンベと簡易コンロの調理セットを使いたい為に朝早くから出かけようと山は明日の日曜に決定する。忘れないうちにと、タバコを吸わなくなってすっかり家の中から姿を消した着火装置だが、先日帰省時にちゃんと持って帰って来たライターをリュックに詰める。
月初の土曜日は会計士事務所との定例会なのだが、期末ということもあり、確定申告書の内容確認で、後は退社する所員の社会保険と雇用保険の事務手続きの確認であっさりと終了し、陽が出てる時間を惜しむべく、ソワソワ感を抑えながら行き先リサーチ。
天気も良いので、バイクを降りた時より失われていた機動力をという事で、思い切って自転車で東京縦断へ向かう。
港区→新宿区→豊島区→板橋区→杉並区→中野区→新宿区→渋谷区→港区
せめてメインの目的地に陽が出てるうちに到着すれば、後は暗くても何とか帰って来れるだろうとタカを括っての出発だったが、意外とあっさり回れてしまう。
車や電車では決して知る事が無いその街の雰囲気を感じる為に幹線道路を避けて生活道路を抜けていくと、普段出会わない東京に多く出会う。決して降りることのない各駅停車の駅にも、必ず人が住んでいて、賑わいがあり、夕方の買物の為にスーパーに向かう主婦の姿がある。
部分からでしか理解できないのならば、できるだけ多くの部分の身体に触れさせる必要があるのだと実感する上巳の節句。
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