男性の本厄が25歳、42歳、61歳。
女性の本厄が19歳、33歳、37歳。
前後賞というか、前厄、後厄をあわせると、男性で9年齢、女性で9年齢の計18年齢。一つも被ってないのがうまいところ。
100歳以上が大量に消えたのでかなり怪しいものだが、日本人の現在の平均寿命が82歳ということを考えると、日本人の1/5から1/4がなんらかの厄に追われて一年を送る計算になる。
つまり4人家族なら大体一人は厄に絡んでくるということで、信心深い人たちばかりなら、毎年家族に連れられてか自分の厄払いかで、初詣がてら、厄払いも行ってもらうことになるこのビジネス・モデル。うまいことできてるなぁと思わずにいられない。
しかし、寿命が延びて、高齢社会になってバランスを崩しつつある現在。61歳が最高齢という本厄にも、実は・・・と70代、80代が追加される必要もありそうだなと思いながらも、妻の厄払いの為に関東厄除け三大師の一つ西新井大師に初参拝。
東京の西新井大師、栃木の佐野厄除け大師、神奈川の川崎大師合わせて、関東厄除け三大師。初めて訪れる西新井だったが、なんとなく川崎大師周辺と似た雰囲気を感じ、弘法大師ゆかりの地には何らかの共通点があるのでは・・・と、今度は佐野まで足を伸ばさなければと思いながら、本堂内部にて仏像や弘法大師の話を聞きながら、お経を聞きながら厄払いを願う。
老いも若きも、ギャルもオヤジも、寒い板張りの本堂に座り、手を合わせて目を閉じ、心の中で願いを唱える。行くか行かないかはあなた次第、というくらいのものなのだろうが、それでもこんな風景を見ながら、家族と一緒に晴れ晴れしい気分になれるのだからこれほど長く続く風習なんだと思いながら、頂いたお札を大切に抱えながら中田屋の草だんごを食べながら参道を歩く。
0 件のコメント:
コメントを投稿