最近知り合ったフランス人のおじさんは長いこと大阪に住んでいて、フランス人らしくお洒落なんだけど大阪弁で「そやろー」と話しかけてくる姿はかなりのギャップがある。
中国語も勉強中でかなり流暢にしゃべるので、英語と中国語と日本語を使って会話をするのだが、飄々としているその振る舞いどおりに会話もなんだか軽々とどこかに飛んでいきそうな感じである。
最初に会ったのは、妻の通う語学学校の校外活動で万里の長城に行くというので参加した時に、「ランチ持参のこと」というお報せにも関わらず荷物を持つのが嫌だからということで、現地の売店で入手したドライフルーツだけを購入し、2時間近く歩いた後の昼食でポリポリドライフルーツをかじっている姿を見て、流石にそれは厳しいだろうといくつかおにぎりをあげたとこから関係は始まったので、その内桃太郎の話を教えてあげようと思っているのだが、久々に北京に戻ってきたというので一緒にご飯にいったら、今度はまたまた面白そうなフランス紳士を連れてきてくれて、妻と二人で大盛り上がり。
その食事中に、きっとトニーさんというのはこんな人なんだろうと、ふと想像する。
美人エッセイストであり、聞く名手の著者は、女性として、そして娘として、とてもしっかりとした時間を歩んできたんだろうと思わせ、同時に家族や恋人とも豊かな関係性の中で人生を過ごして来たのだろうと思わずにいれら無くなる素敵なお話。
人生を進めていく中のそれぞれのステージで必要な体験や経験をしっかりとこなし、その時々に出会う人たちとしっかりと向き合って時間を過ごし、自分自身を偽ることなく正直に歳を重ねる。簡単そうで意外と難しいことをしっかりとこなしてきた人だからこそ見える風景であ
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