2011年11月14日月曜日

空洞化する技術大国

突然使っているニコンのD-60のシャッターがおりなくなり、途中で詰まるような動きをする。

敷地視察に来たのに困ったなぁと思いながら、近くのカメラ屋を検索して修理を行っているかを確認すると、「メーカーの修理工場に送るだけです」ということ。

何軒か同様の対応を受け、イライラしながら結局新宿のニコン・サービスセンターに向かう。

レンズを外して、シャッターを押すとミラー部分の動きがおかしいのは歴然なのだが、「これは工場に送ってばらしてみて、原因を確認して部品交換になります」と。

その場でいろいろ試してダメなら納得だが、何もせずにとにかくセンターへ。ということはなんとも納得がいかない。

しかも、「技術料として一律で13,500円になります」と。
そして「修理には10日かかります」と・・・・


「団塊の世代」の退職が、技術大国日本の「技術の空洞化」を招くと、随分前に警鐘が鳴らされていたが、北京 眼鏡城の様にとは言わないが、客の要望に少しでも沿おうとして、そこで何とか直そうとする専門家としてのフレキシビリティはまったく失われてしまったのか、分業化の行く先がこの世界なのかとなんだか悲しくなった一日。

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