2012年5月20日日曜日

「ラブ・アゲイン」 2011 ★★★


珍しく週末らしい日曜日を過ごし、夜には近くの映画館で大画面でも・・・と思ってネットで調べるが、ピンと来るものが無いのでそれではということで延ばし延ばしになっていたDVDプレイヤーの購入を決定。

電気量販店の国美に寄るが、あまりに雑な対応と閑散とした雰囲気の為に、やはりなじみの大中まで足を伸ばす。

「一番安いのはどれ?」と聞くが、「HDMIがついてるのはどれもそんなには安くは無いよ」と。

日本で買ったときも同じような会話をした気がするが、一応HDMIとは何だと質問し、ディスプレイしてあるテレビで違いを確認。

そりゃHDMIが必要だろうと、その中で一番安いのはどれだと聞くと399元のシンプルなものを提示される。「先ほどタオパオで調べたら200元程であったのだけど、それとは違うのか?」と聞いてみると「タオパオはあまりに偽者が多くて中国人でもあまり使わない。」と。そりゃ量販店の人間はそういうだろうな・・・と思うけど、一年保障という言葉の魅力に惑わされてその場で購入。

そんな訳でやっと我が家にもDVD環境が整い、見たい「ドラゴン・タトゥーの女」は怖そうだからと、きっと妻に却下されるだろうと勘ぐり、好きそうなラブコメを買い込んで帰宅。

そして選ばれたのが「ラブ・アゲイン」。やはり・・・。

全編通してこじれた糸がほぐれないのがまどろっこしい・・・という印象だけど、なんといってもライアン・ゴズリングがイケメン過ぎて、夫婦そろって東京のある友人の顔を思い浮かべてしまいっぱなし。外見ももちろんだけど、生活環境からくる振舞い方や喋り方。女性への接し方など、一朝一夕には身に付かないものだと納得。

「スパイダーマン」のヒロインのエマ・ストーンや「めぐりあう時間たち」のジュリアン・ムーアなどの名前が出てこず、暫くぶりの映画なんだと再認識。

とにかくませているが憎めない長男役のジョナ・ボボを見て、男の子はやはり楽しいなと思い、元はアイススケートの有望選手でアメリカの有名な若手モデルだったとてもキュートなベビーシッター役のアナリー・ティプトンを見ては、女の子もいいもんだなと思わされる。

「リトル・ミス・サンシャイン」でもちょっと頼りないお父さん役だったスティーブ・カレルが、再度不器用な父親としてミドル・エイジ・クライシスを乗り越えるのだが、こんな家庭があるのならやっぱりアメリカは自由で素敵な国だと思わされる。

こういう映画を見て子供の視点よりもやや親の視点に寄ってきていることに、自分の重ねてきた年齢を思い出させられるが、誰もがソウル・メイトを探して恋をして、傷つき悩んで苦しんで、それでもやはり大切な人と歩む人生が一番自分らしいと再認識する。

「ドラゴン・タトゥーの女」は一人でこっそり見ればいいが、こういう映画はやはり妻と二人で見ることに意味があるんだなとなんだか納得する日曜の夜。

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キャスト: スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーン、ジョン・キャロル・リンチ、マリサ・トメイ、ケビン・ベーコン、ジョナ・ボボ、アナリー・ティプトン、ジョシュ・グローバン、ライザ・ラピラ、ジョーイ・キング
監督: グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
原題: Crazy, Stupid, Love.
製作国: 2011年アメリカ映画
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