2026年8月23日日曜日

乙女座 (8月23日~9月22日)

 

昨晩、空を見上げると、綺麗な上弦の月が浮かんでいた。

もうすぐ訪れる満月の次には、すでに中秋の名月が待っているのかと思うと、
今年はどこでこの月を見上げるのだろうと、カレンダーをめくる。
季節は確実に秋へと移ろい始めているのだと実感する。

西へ東へと、移動が重なる乙女座の季節。
地上の忙しない動きを気にすることなく、
天空ではゆったりと、一年の巡りが静かなリズムを刻んでいる。

そんなことを意識しながら、心を乱すことなく、新しい景色を見てこよう。 





処暑 (二十四節気の14番目)

 

甲子園が終わるとともに始まる、処暑の季節。

開会式での「いい顔をして野球をしよう」という選手宣誓の言葉の通り、
今年も胸が熱くなる数々の瞬間を楽しませてくれた15日間が、智辯和歌山の4度目の優勝で幕を閉じた。

直前に地震に見舞われた熊本代表・有明高校の機動力野球や、
白樺学園の二年生二遊間による見事なダブルプレーなど、
今年もいくつもの素晴らしい瞬間を記憶に刻んでくれた大会だった。

3年生の多くが野球を離れるこの大会を終えたその瞬間から、
チームは秋の大会へ、そしてその先にある春の選抜を目指して、すでに動き始める。

一年の巡りの中に確実に訪れる一つのピークを越え、
次の巡りへと時計の針を進めていく処暑の季節。

下級生を中心としたチームが多く活躍した今年の甲子園だけに、
来年はいったいどんなドラマが待っているのか、今から楽しみでならない。 


 



2026年8月7日金曜日

立秋 (二十四節気の13番目、 四立 )

里山の奥に建つ、麻をたっぷりと使った友人の家を出ると、
目の前を鬼蜻蜓がすっと横切っていく。
その姿を目で追っていると、
森の奥から「ケケケケケケケ」とヒグラシの鳴き声が聞こえてきた。

暦の上では今日から秋が始まると言われても、この暑さでは信じられない――
そんなやり取りを毎年のように交わす時期だ。
それでも、鬼蜻蜓やヒグラシに出会うと、季節は確かに巡っているのだと気づかされる。

「誰でも人生の中で、ふと立ち止まり、自分の歩いてきた道と、
これから進むべき方向を見つめ直す時がある。」
             ── 星野道夫

人生にとって本当に大切な時間を意識して過ごせる秋となるように。
そのための準備を、一歩ずつ進めていく立秋の季節にしたい。