モノクルの創刊者タイラー・ブリュレさんが東京に来るのでと知り合いに誘われて、モノクルの主催するパーティーに足を運んできた。タイラーさんは20代でウォール・ペーパーを立ち上げ、
その後より視野を拡げ、A 「Affairs」、B「Business」、 C「Culture」、 D 「Design」、E「Edits」
の5つのセクションを並列しながら新しいタイプのジャーナリズムとライフ・スタイル・マガジンの在り方を確立した人で、世界を飛び回り仕事をする人たちに好評を得ている雑誌とのこと。
そんな雑誌の内容を反映して、ジャーナリスト、官僚、イラストレーターと多種多様な人が集まっていて、軍隊における食事のメニューや、モスクワの日本料理店などと、会話の内容も世界中を飛び回る。
新古書マーケットの拡張などで出版業界の不調が叫ばれる中、創刊後二年を無事に迎えたこの雑誌。表紙のデザインから、フォントやレイアウト、そして掲載されている記事にもとことんこだわりが感じられ、非常に知的な雰囲気の漂うパッケージになっている。ウィキペディアではたどり着けない高みを横断する視線を提供することが、これからの紙媒体の道標になるのだろうかと、やたら迷いやすいパーク・ハイアットの動線計画に戸惑いながら、A B C D Eに続くFが来るとしたら、やはりfemaleかと思いを巡らし事務所に戻る。
http://www.monocle.com/
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