IIT(イリノイ工科大学)はシカゴの街に非常に開けたキャンパス構造になっている。構内に鉄道や、一般道路すら走っている。やはりイェールやコロンビアなどのアイビー・リーグの大学環境にはなかなか追いつかない。
ここイェールは全米で始めて女性が大学に受け入れられた学校として今でも名声を誇っている。女性だけでなく黒人が始めて大学に受け入れられたのもここイェールだという。このようにマイノリティーの社会進出を助けてきた大学の歴史を記念して、数年前に構内にウーマンズ・テーブルという彫刻が建てられた。テーブルの中心から水が溢れ出すとともに、数字がらせんを描いている。中心付近は殆ど「0」が並び、突然「13」が現れ、あとは加速度的に増加をする。これは学校の歴史を年次列にしたもので、数字は女性学生の数を表していると言う。
テーブルの表面を流れた水はその端からカーテンのような皮膜をつくり落ちていく。人種も、性別も関係なく、同じ学問を目指しここに集まり、そしてこれからも集まってくる物へのトリビュートだという。
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