2012年5月1日火曜日

アート・ベイジン

5・1の季節に開催されるアート・ベイジンというアートフェアの為にアートフェア東京のエグゼクティブ・ダイレクターを勤める友人がやって来て、数日我が家に泊まっていった。

その彼に引っ付いて、せっかくだからと我々夫婦もフェアを覗きに行くことにする。誰もチケットを持っていなかったが、会場入り口でその彼が知り合いに電話して、中から別の知り合いがチケットを持ってきてくれる。さすがアートの人たちのネットワークとフットワークは軽いなと関心する。

現代アートのブースをざっと見て回るが、各国の大使館がそれぞれの国のアーティストを紹介するブースが目新しい試みだったくらいで、一枚たりとも気になるものがなく、誰もが何を描いていいのか、何を買っていいのか、迷走している時期なんだとそんな話をしながら、サラッと全体を見て回る。

何よりも気になるのが、会場の床が鉄板を引いてその上にカーペットを引いているのだが、床がフラットでないために、歩くたびにその鉄板が音を立てて、いちいち気を削がれる。これじゃ集中してよい作品に出会おうなんていう人にとってはとんでもなく不好意思だろう。

会場を出ると、农展馆の別会場で開催されている苏州からのシルク製品の特売会に長蛇の列をつくる老人の群れに出くわして、みんな思い思いの5・1過ごし方をしているんだとなんだか感慨深く思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿