2011年2月23日水曜日

大谷資料館 ★★


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所在地  栃木県宇都宮市
設計   xxxx
竣工   xxxx
機能   採石場
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フランク・ロイド・ライトが好んで使用し、そのイメージを決定付けるように帝国ホテルにて使用されたのが大谷石。柔らかくて加工しやすい為に石壁などに良く使われる石材で、ポロポロと剥がれおいたようにその断面に孔がよく見られるのが特徴的。

その大谷石の採掘場として非常に良く知られているのがこの大谷資料館。資料館に近づくほど、街並みは徐々に圧倒的な量の石が視界を多い、住宅の石壁も大谷石へと変わっていく。

こういう風景を見ている、やはりその土地で取れる材料が風景を決定付けてきたということになんら異論は挟めないと思わずにいられない。

地下へ降りる階段を進むと、数度下がる室温を肌で感じ、建材として機械で加工できるサイズ、現場で持ち運びができるサイズと、人間が勝手に決めた経済的サイズに分化される前の他だの塊としての石。そしての削り取られ剥き出しにされたその断面。

この面の奥にも、ほぼ無限に石が続いているんだと思うその重さ。現代建築に多用される薄っぺらい一枚の面ではなく、塊を後ろに控えた重さを伴った面。その存在感と豊かさ。

そんなことを感じながら触れるその手触りに、石を正しく使うことが大地につながる建築をちゃんと着地させることになるんだろうと考える。










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