ジョージ・クルーニー続きであるが、もう一本。なんといってもあまりの豪華キャストの為に見逃せないと思ってしまう一作である。
「ボーン・アイデンティティ」のマット・デイモン
「ロスト・イン・トランスレーション」「グランド・ブダペスト・ホテル」のビル・マーレイ
同じく「グランド・ブダペスト・ホテル」のボブ・バラバン
「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェット
物語としては第二次大戦中にナチによってイギリスやフランスの様々な美術館や博物館から盗み出された重要な美術品。それが失われることが人類の歴史にとってどれだけ大きな損失かを唱えるアメリカの専門家によって編成された特殊部隊。
そこの集まられた7人の美術専門家が戦火と同時進行する美術品の押収に対して様々な任務を遂行していくという物語。恐らく実際にあった話を元にしているのだろうが、戦争という何度も描かれた物語にまた新たなる一面を加える映画である。
価値を共有するからこそ、暴力に拠ってでも自らのものとしようとする力が働く。恐らく形を変えながらも、長い人類の歴史の中で同じようなことが何度も何度も繰り返されたに違いないと思われる戦時下における貴重な美術品の略奪。
そんな悲しい過去を繰り返しながらも、それでも美術が、アートがなくならない。それはやはりアートが人々に大きな喜びを与え、どの時代においてもその力を信じる人が必ずいるからだと思わずにいられない。
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スタッフ
監督 ジョージ・クルーニー
製作 グラント・ヘスロフ、ジョージ・クルーニー
原作 ロバート・M・エドゼル
脚本 ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ
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キャスト
ジョージ・クルーニー
マット・デイモン
ビル・マーレイ
ジョン・グッドマン
ジャン・デュジャルダン
ボブ・バラバン
ヒュー・ボネビル
ケイト・ブランシェット
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作品データ
原題 The Monuments Men
製作年 2014年
製作国 アメリカ
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