2014年2月2日日曜日

羅漢寺 ( らかんじ ) 1764 ★


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所在地 島根県大田市大森町
山号  石室山
宗派  真言宗
創建  1764
開基  月海浄印
機能  寺社
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石見銀山の歴史を知ると、その麓の集落であるこの大森町がこれだけ山間部にありながらもなぜ纏まった街並みを形成しているのかが良く理解できる。

掘り出した銀を、鉱山からこの大森町から仁摩町大国まで運ぶ為に整備された街道である鞆ヶ浦道 。そしてこの大森町から温泉津町まで運ぶ為に整備された街道である温泉津沖泊道 。

その二つの街道の拠点となる石見銀山の本丸といってもよいこの大森町に、18世紀中頃銀山で亡くなった人々の霊と先祖の霊を供養するために建立されたのがこの羅漢寺 ( らかんじ )  。中でも有名なのが、川を挟んだ対岸に聳える岩盤を掘り石窟を造り、その中に石造の五百羅漢を納めた五百羅漢石窟。

岩盤斜面に3つの石窟があり、中央窟に石造釈迦三尊仏を、左右両窟には五百羅漢像がそれぞれ250体ずつ、つまり250+250+1で計501体の坐像が安置されている。

石見銀山とその周辺の世界遺産登録によって観光地として息を吹き返した感のある大森町。遅ればせながら整備され、大量ではないが定期的に訪れる観光客相手の洒落たお店もチラホラ見られるようである。

そろそろ沈み始めた夕日を浴びて、黄金色にきらめき始めた街並みをぐるりと巡って楽しんで、日が沈みきるまでにもう一つと明日のスケジュールを楽にする為に最後の目的地へと車を走らせることにする。











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