2012年5月20日日曜日

チャンだをパンと

語学学校の授業で出てきた例文

男:我现在工作还没有做完,要晚一点儿下班。
女:你每天除了工作,还是工作。你什么时候考虑过我们这个家?什么时候把我和孩子放在眼里了?

翻訳するのも恐ろしい・・・

こんな言葉を妻から投げかけられたら簡単に心が折れること間違いなしだと思い、週末にも出勤が続いていた折に、こんな例文が現れるのも何かのお告げに違いないと、かねてから予定していた北京動物園にてのパンダ詣でに妻を誘う。

嬉々としてリサーチをする妻によると、元来怠け者のパンダは朝ごはんを食べると暫くして寝てしまい、ほとんど活動をしなくなるので見ててもつまらない事が多いというから、開門すぐの朝ごはんの時間を狙っていくべきだと、珍しく早起きに気合を入れている妻に従うことにする。

やや遅れはするものの、週末ということでバスと地下鉄の乗り換えもスムースにいき、2元で動物園到着。インフラにお金がかからない北京に比べ、インフラに払うお金で搾取されてる感のある東京の息苦しさを思いながら、しっかりと学生証を提示して、パンダ館含めて一人20元の入場料。ちなみに上野動物園は一般で600円。

他の動物には目もくれず一目散にパンダ館へとむかい、朝ごはんの笹をむしゃむしゃ食べるパンダの一挙手一投足に右往左往するギャラリーの一員に。そのフォルム、その仕草、その模様。すべてとっても完璧に完成された可愛い動物の最終形態だと納得してしまうほどの愛くるしさ。どんだけ見てても飽きないとはこのことだと思いながら、アイドルかもしくは我が子のようにレンズを向ける。

北京動物園のパンダは白黒じゃなくて、茶色だという噂を聞いていたが、地面に直接すわるからお尻の辺りは茶色くなるが、それ以外は結構しっかりと白黒模様。3匹の大人パンダを見てから、奥にいる子パンダエリアに向かうと、さらに活動的な子パンダに夢中になる妻と自分。まるでJrに振り回されるジャニーズ・ファンの様だと思いながらも止められない。

そのあまりの愛くるしさに興奮してしまい、大笑いしながら口から出たのは、

「こんなにチャンだをパンと見たのは初めてだよ。」と。

いいまつがいはよくするが、その中でも久々にでたヒット作の様で、爆笑する妻。

その後オフィシャル・ショップのお土産屋さんでしっかりとぬいぐるみを買い込み、遠くない将来に四川のパンダ園で一緒に写真を撮ろうと意気込みながら、AKBやジャニーズを追いかける人の気持ちもこういうものなのか・・・?と少々混乱しながら園を後にする日曜らしい午前9時。

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