2012年5月21日月曜日

「ニューイヤーズ・イブ」 2011 ★★



いつの頃からか、フォーカスの当たっている人が街中ですれ違った人にそのままカメラがフォーカスを移動する、そんな撮り方が多くなってきた気がする。それはつまりは数人の主人公から、街を主題にして、その街で住まう多くの人に焦点を当てるストーリーが多くなってきたことと同意なんだろうと思いながら、「ラブ・アクチュアリー」や「バレンタイン・デイ」を思い出す。

それにしても現職のブルームバーグ市長が登場するほど、こういう映画はニューヨークという都市のプロモーションになるんだと気がつかされる。だからこそのこれほど多数のスターの共演。

東京で同じような映画を撮ったら、増上寺のカウントダウンに石原都知事が登場し風船を飛ばすのか、それとも浅草寺の仲見世で食い歩くのか、なんにせよそれなりに面白そうな映画になりそうだな、と想像を膨らませる。

「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリンがすっかり娘になってあまり可愛くなくなっているのが残念で、ファーギーと結婚したジョシュ・デュアメルはやはりイケメンで、NYと言えば・・・の為に登場するかのようなサラ・ジェシカ・パーカーに何故だかほっとして、デミ・ムーアと結婚したアシュトン・カッチャーがやはりキュートな役割に納得して、それにしても次から次へと新しい役者が出てくるものだと感嘆する。

とにもかくにも世界中でいろんなことが起こり、沢山の悲しい出来事があった2011年。その年末には一番自分らしくいられる相手と過ごせることがどれだけ幸せかということ。どんなに辛いことがあった一年も確実に終わりを向かえ、そして新しい一年がやってくる。そんな姿を見て、今年のニューイヤー・イブは一体どこでどのように過ごすかを楽しみにする。

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キャスト: ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョビ、アビゲイル・ブレスリン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ロバート・デ・ニーロ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、ヘクター・エリゾンド、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、セス・マイヤーズ、リア・ミシェル、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、ティル・シュワイガー、ヒラリー・スワンク、ソフィア・ベルガラ
監督: ゲイリー・マーシャル
原題: New Year's Eve
製作国: 2011年アメリカ映画
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