2011年12月8日木曜日

DDA(ディスプレイ・デザイン賞) 贈賞式

















DDA(ディスプレイ・デザイン賞)の贈賞式に参加してきたので、その模様をアップ。


それぞれの賞の優秀賞や奨励賞が発表されて、それぞれの作品が正面に映し出される中、各関係者への贈賞が行われる。DDA賞は応募応募846点 の激戦だったというが、上海万博の日本館などのとてつもなく規模の大きいプロジェクトも受賞して堺屋太一氏も受賞者として出席されており、ディスプレイという枠の現代性に改めて驚いた。

建築という本来の分野でないだけに、かなり新鮮さをもちながら全体の受賞作品と受賞者を見ることができたのだが、やはりフラット化した世界に現れるのはアマゾン、グーグルの一極集中だけでなく、各分野においても大手への局所集中と独占が進むのだなと思わずにいられない。業界大手の乃村工藝社、丹青社の手がけるかなりの大きな案件を、電通、博報堂、三菱などの大手の代理店などが取り仕切り、他では手のでないようなクオリティーを作り出す。この場にいるのが、少なくとも業界のトップクリエイターの人なんだと思うと、そこに居ることの重要さがより透けてくる気がした。

そんな局部的な集中現象のなか、数々の大規模予算のプロジェクトを抑えてDDAデザイン大賞・日本経済新聞社賞のダブル受賞をしたのは、今回我々が受賞したプロジェクトでもアート・ディレクターをされたプランクスの佐藤さんの作品。参加させてもらったプロジェクトもそうであったが、限られた低予算の中で、よくぞまぁというような発想で世界観を十分にディスプレイの中に生み出すのは流石だと思わずにいられなかった。

銀色の下敷きの様な賞状ではあったが、それでも心が暖かくなった気がして雨のゆりかもめに乗り込む。




























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