2017年10月19日木曜日

「演劇入門」 千田是也 1966 ★★



烏鎮演劇祭(乌镇戏剧节,Wuzhen Theatre Festival)で、「建築と演劇」について話をしなければいけないということで、本棚に眠っている演劇関係の本を引っ張り出し、その中で「入門」という訳で手にしたが、今から50年以上も前に出されて本ということもあり、行きの飛行機だけではとても読破することができずに、帰りの飛行機と合わせて読みきった一冊。

著者である千田是也(せんだこれや)という日本の舞台芸術の歴史を語る上で欠かせない演出家の存在も、恥ずかしながらこの本を手にするまで知らなかったが、書かれている内容もまた昭和の知識人に相応しい濃密なもので、本棚に眠っている同名タイトルの平田オリザの一冊もまた読み比べしてみようかと思わせてくれる一冊である。

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