パサージュ・パノラマまで来たので、せっかくならば前回の訪問では、まだ閉まっている門の間から中を覗いて雰囲気を感じるだけに終わったギャルリ・ヴィヴィエンヌ (Galerie Vivienne) を覗いていくことに。
このパサージュはパリでもっとも美しいパサージュだといわれているもので、1823年に建築家ドラノワ(Delemoy)によって設計されたものである。床にはモザイク模様のタイルが美しく張られ、様々な彫刻が施された壁や、エレガントな曲線を描く螺旋階段、そしてガラスと鉄の天井から差し込む光に目を向ければ、天井から吊るされた美しい照明器具。19世紀初頭のパリの空間がそのまま保存されたような宝箱の様な空間が連なる。
パサージュ・パノラマよりもより長く、仕立屋、靴屋、ワイン商、レストラン、本屋、手芸材商、菓子屋などなど、様々な業種の商店が立ち並び、店頭に並ぶ品々をひやかしながら歩いていくだけでも半日でも過ごせそうな雰囲気。
特に南側の一段と背の高い空間には、下に広々とした空間にレストランのテーブルでは優雅な昼食を楽しむ地元の人々が。次回はぜひとも妻と一緒にのんびりと時間を過ごすために訪れたいものだと思いながら、ホテルへと足を向けることにする。
パリ2区
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