2015年12月6日日曜日

鄭州(郑州,Zhèng zhōu,ていしゅう) 河南省省都 八大古都 河南省 ★★


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八大古都
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さて、巡ってきた八大古都も最後の都市となるとさすがに感慨も深くなる。いかにも古都らしき開封から向かったのは、1億近い人口を抱える中国最大の省である河南省の省都として君臨する鄭州(郑州,kāi fēng,ていしゅう) 。中原と呼ばれる中華の中心でも地政学的に見ても中心に位置するその地理的利点を生かし、人とモノの流れの中継地として現在の中国の中核都市として機能している。

歴史を紐解くと、安阳同様、「商」とも呼ばれる「殷」王朝の時代においてすでに街があったとされ、時代が下って春秋時代にはこの地の名前にもなっている古代国家である「鄭」の領地であり、宮城他に宮城谷昌光にも描かれた大夫・子産の領地として栄えた。車のナンバープレートに使われる略称は豫(豫,yù,ゆ) であり、これは古代にこの地が豫州と呼ばれたためである。

東に開封、東北に安阳,西に西安という中華の歴史の中で重要な舞台となってきたこの都市に、古都の最後の風景として何が残っているのか楽しみにしながら、30分あまりでった電車の到着をまって如何にも巨大都市だという高速駅へと降り立つことにする。







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