2015年3月27日金曜日

「朝まで生テレビ|ピケティ旋風と日本の格差」 テレビ朝日 2015 ★★

今流行の「ピケティ」関連なので、これはチェックすべしと久々に見た「朝生」。

政治家から経済評論家や企業家が、「いやいやピケティの凄いところは・・・」、「彼の正しいところはこうこうで・・・」、「この本を契機に今本当に見なければいけない日本の問題は・・・」などなど、皆これを機会にとそれぞれの言いたいことを言い合い、結局「ピケティ」を通して今の日本がどう見えてくるのかはよく分からずじまい。

改めてこの番組を見てみたが、ここに参加するパネリストはどういう意図を持って参加するのかと想いを馳せる。ある人にとっては、「自分はこんなに社会の為になるようにと物事を考えていますしやっています」というアピールのため。またある人にとっては、「自分の考え方に沿って経済の旗振りをしていけばもっと経済は良くなる」というアピールのため。またある人は「テレビというマスメディアを利用して、自分が関わる社会問題を世の人にもっと知ってもらおう」というアピール。

結局こういう場では純粋に議論をするよりも、どうしてもその裏の意図が透けてしまう。だからこそ、あれだけ人の意見を遮っても、「自分は分かってます!」と言わんばかりの発現はテレビ受けし、またその人の意図を成し遂げる役に立つのだろう。

ある人は自分の著書を売りたくて、
ある人を特定の団体から講演に呼ばれたくて、
ある人はどこかの団体からコンサルなどのオファーを受ける。

そんあ「この先」があるからこそ、オファーを受けるのだろうと思いながらも、それでも何か的を得ているなと思うパネリストの著書を調べても「欲しいものリスト」へと入れている。

結局番組を見て、「ピケティ」本を書くべきか買わないべきか、その答えは出ずじまい。

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