2015年2月21日土曜日

山内神社 1935 ★


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所在地 高知県高知市鷹匠町
主祭神 土佐藩歴代藩主 
社格   別格官幣社
創建  1935
機能  寺社
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高知市の行政の中心である高知城周辺から少し南に下り、市内を流れる鏡川のほとりにこんもりとした森が残る。ここが土佐を江戸時代の間統治してきた山内家の藩主を祀る神社である山内神社(やまうちじんじゃ)。

江戸時代の1806年に10代藩主豊策が、初代の一豊とその夫人の見性院(千代)、2代藩主忠義を祀るために高知城内に造営したのが藤並神社。その後明治になり、最後の藩主であり、そのまま初代知藩事となった16代藩主豊範が、現在の場所に山内神社として創建し、今度は3代から14代までの藩主を祀る。

時代は流れ昭和になった1933年、残っていた15代豊信と先ほど出てきた16代豊範の明治維新での功績を祀る新たなる神社を作ることになり、山内神社に祀られていた歴代藩主の霊を藤並神社に遷座し、新しい社殿を造営して現在の山内神社となったという。

そんな訳で比較的新しいこの神社。それは鳥居や境内を見ていても見て取れるがそれでもすでに80年近い月日が流れていると訳ですっかり周囲の自然に溶け込んでいて、如何にも神社然としている。

社殿が正面を向ける鏡川を眺めると、その河原を地元の高校生と思しき女の子が徒歩で歩いていく。歴史を感じながらものんびりとした風景の中で大人になっていくのなら、きっと優しい人になるのだろうと、撮影がこの高知で行われた「桐島、部活やめるってよ」の世界を思い出す。
















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