2014年4月19日土曜日

野依記念学術交流館 飯田善彦 2004 ★★


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所在地  愛知県名古屋市千種区不老町
設計   飯田善彦
竣工   2004
機能   研究施設
規模   地下1階、地上7階
構造   S造
敷地面積 381,784㎡
延床面積 3,485㎡
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敷地面積がさきほどの野依記念物質科学研究館と同様であることから、恐らくこの数字は名古屋大学の構内の広さを示しているものと想像する。

野依記念物質科学研究館が竣工した次の年である2004年に同じくコンペを勝って手に入れた野依記念学術交流館がすぐ近くの敷地に竣工する。ということは、設計も施工もほぼオーバーラップしながら行われていたということで、ディテールや素材の使い方にかなりの共通点が見られる建物である。

こちらの建築は敷地の角地に建てられ、メインの通りに対してできるだけ顔を向けるようにと曲面のファサードを持った建物となっている。先程のミニマルな方形のファサードに対して、こちらは曲面のファサード。同時に二つの同種の機能を持った建物を同じ敷地内に建てることによって、その差異化をかなり意識しての選択だったのだろうと想像する。

それにしても印象的なのは周囲の木々の大きさと緑の多さ。吹き抜けていく風の心地いいこと。こんな環境で学ぶことができるのもまた、旧帝大というメリットの一つであるのだろうと思わずにいられない。






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