2012年12月17日月曜日

干支に一匹足すとしたら


年賀状を準備し出すこの時期、やはり来年の干支がなんだっけとその順序に思いを巡らす。

ネズミ、ウシ、トラ、ウサギ・・・

想像上の動物まで含まれ、各人なかなか個性の立ったメンバーとなっている。選んだ人はなかなかのセンスを持っているなと思わずにいられないが、その人が干支を選んだ時は今ほど世の中の事が解明されておらず、検索すればすぐに動物名一覧などが出てくる時代でもなかったはずなので、この選抜はある意味、現代日本のアイドルグループのメンバー選抜以上に、当時の知識人にとっては一大事業だったに違いない。

そういうことを考えると、本来このチームに入るべき能力・魅力があるにも関わらず、当時の情報が足らなかったためにメンバーとして何百年も光を浴びることなく、ステージの袖から選抜メンバーを苦々しく思いながら眺めていた動物がいるはずだと思わずにいられない。

その境界線のちょっと外にいた動物はなんだろうか?

などと年賀状のデザインをしなければいけないのだが、その作業からの現実逃避に思いを巡らせる。トラは何だかちょっと距離をおいて人の意見を聞かずにボスっぽいし、蛇は暗闇でじっとりこっちをみてねちっこそうだしと、何て考えているとキャラが被らずなかなかの配置計画だと気づくことになる。

足りてないのは既得権を食いつぶすパワーを持つ圧倒的な凶暴性ではないかと、それならワニしかいないとやたら納得して妻に伝えると、そんなの「ゾウ」に決まってるじゃんと一蹴され撃沈。自分もその言葉に納得して、現実逃避終了。

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