2011年12月25日日曜日

「ラブ・アクチュアリー」 リチャード・カーティス ★★★★★



クリスマスに何か一本映画を見るとしたらやっぱりこの一本になるだろうという「ラブ・アクチュアリー」。

妻のお気に入りでもあるので、二人で家でゆっくりしながら、のんびり見ることにする。

イギリスに住んでいたことのある人には特に思い入れの強い映画であるのは間違いないが、日本では遠い存在である「空港」だが、ロンドンに住んでいる人にとってヒースロー空港というのはより身近な存在で、訪ねてきてくれる友人を迎えに行ったり、国を去る親友を送っていったりと、長く地下鉄を乗って辿りつつくのも良し、ヒースロー・エクスプレスであっという間にパディントンに着くのも良しで、到着口で友人や恋人が笑顔で待ち迎えてくれるあの瞬間の喜びはいつまでも忘れることはない。

この映画を見るたびに、恵まれるのならやっぱり男の子がいいかなと思わされ、この時のキーラ・ナイトレイが一番綺麗だったなと納得し、品と格式そして文化の薫りにあふれるロンドンの街の魅力はどの都市でもかなわないと改めて思わされる、それほど絵になる都市の風景に、青春の一時期をここで過ごすことができて本当に良かったなと思わずにいられない。

来年も恐らく同じようにこの映画を見ることになるのだろうと思いながら、今度はどこで見ているのかと想いを馳せる。

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