2012年11月3日土曜日

帰ってくると

4ヶ月ぶりの日本に戻る。中国のスタッフにはホリデーで戻るかのように見えているようだけど、土曜日に東京に戻って、次の日曜日に北京に戻るまでに会計士さんやら進行中のクライアントさんやら、これから始まりそうなクライアントと敷地を見に行ったりやらで、計15近くの打ち合わせをこなさなければいけず、一つでも段取りにミスがあれば、ドミノ倒しの様に次の打ち合わせに影響ができるので、毎日かなりの緊張感を以って過ごすことになり、決して心休まるホリデーなどではなくなるのが常。

土曜日を最大利用するために、朝の4時に起きて手足の凍えそうな真っ暗な大気の下でタクシーを拾い、すでに活気の出始めている空港を通り抜けゲート前にたどり着いて妻と一緒にややホッとして、登場と共に眠りに着く。壊れていない荷物にホッとし、アクセス特急で都内の事務所に戻る。打ち合わせをしてその後一人だけ直接実家に戻らなければいけないということで、妻のご両親と弟さんが車で来てくれており、妻と一シィに荷物を以って行ってくださった。

事務所で月曜からの打ち合わせに向けて打ち合わせをし、会計士との打ち合わせに必要な資料を整理して鞄に詰めて品川に向かってひかりに乗り換え。こんな時ばかりはと持ってきていた小説を着々と消化しつつ豊橋経由で岡崎へ。

タクシーで実家につくころには19時を回り周囲はすっかり暗くなり、久々の母親の手料理を味わって人心地ついた21時に予定していた通りにプレ・スクールを経営している同級生が迎えに来てくれ、依頼をしてくれている新しい保育所のプロジェクトの概要を聞くために居酒屋へと向かう。

詳しい概要をヒアリングしていると、地元で幼稚園を長いこと経営し、政治家としても活動し、目前に迫る衆議院選へ出馬を予定している別の同級生も急がしい間を縫ってやって来る。忙しい選挙活動の動向を聞きながらしばらくお酒を飲みながら一緒になってプロジェクトの概要を聞いてくれたり、経験者ならではのアドバイスをくれたりする。

地元の様な中規模の地方都市では、JTや商工会議所などの集まりでかなり同年代の横の繋がりができるようで、このプロジェクトの賃貸部門を担当してくれる不動産を手がけているクライアントの友人も合流し、話がつきることなくすでに深夜を回る。

代行を呼ぶ間にもう一見とお店を変えて、「明日は7時から敷地を回れればと思っているので」と渡されたスケジュールは一時間後とにびっちりと打ち合わせが入っており、いくら時間が厳しいといってもすでに2時近いし・・・ということで、8時集合に変更して、代行にて実家に送ってもらう。

まだ起きて待っていてくれた母親と一緒に、妻から頼まれていた引越しで消えてしまったティファールを探すために段ボール箱を開けては閉めてを繰り返し、やっと見つかり寝床に着いたのはほぼ3時。移動距離に比例するくらいに密度の濃い日本初日。

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