2012年7月16日月曜日

墓参り

今年の初めに闘病生活の末に逝った小・中の同級生。その葬儀には地元に残るメンバーが中心となり声かけをし、同級生の半数が参加することができ、盛大に送ることができたという。

北京への引越しの準備も重なり葬儀に参加することができずにいたのが心残りだったが、葬儀以来SNSなどを使っては、仲の良かった同窓生が月々の命日に合わせて小さな同窓会を開いている様で、卒業以来疎遠になっていたメンバーも帰省の度にみんなと会うことができているという。小学校のメンバーそのままに中学校に上がるという、田舎の小さな学校だからこそできるコミュニティというところだろうか。

良い機会ということで、今回の帰省に合わせて妻と一緒にお墓参りをさせてもらえればと、中心で動いているメンバーと連絡を取り合って、わざわざ車で迎えに来てもらって一緒にお墓に花を沿え、手を合わせることができた。

お墓参りの後に近くのコメダ珈琲でお茶をしていると、たまたま時間が空いたという他の同級生も来てくれて、妻を紹介したり、懐かしい話に花を咲かせたりとしているうちに、せっかくだから他のメンバーにも声をかけて夜に軽く飲みに行こうか、ということになり、何本か電話をかけてくれて、また21時に車で迎えにいくよ、ということに。なんともありがたい。

久々に両親と一緒に夕飯を取り、少し休憩をしているとあっという間に21時。少々のダルさはあるものの、久々に会える顔を想像しながら、妻に今夜の登場人物の概要を説明しながら出発。

恰幅ばかり良くなった男ばかりのところに、妻と一緒に参加する形になったのだが、何人かは7-8年ぶりにも関わらず何の違和感も無く、逝った友人の最後の話を聞かせてもらったり、懐かしい小学校時代の話で盛り上がる。それと同じくらい、すんなりと話に入っている横の妻の適応力に驚くと同時に、こんな場所でも嫌がらずに楽しみながら馴染んでくれることに感謝する。

チョイスは限られるのかも知れないが、こうしていつでも会いたい仲間がいて、会える場所がある田舎があるというのは、何にも変えがたいものだと再認識し、

「これもあいつが最後にくれた縁なんだな」

なんていう言葉に、確かにこういう機会がなければ、こうしてまた集まることも無かったのかと思うと、いつもワイワイと明るく人気者だった友人にもまた感謝せずにいられない。

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